植物のお悩み相談 教えて!カワシマ種苗さん
Flower seedlings

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Q. 短日植物と長日植物ってなに?

実際にお客様からのいただいた声

「短日植物、長日植物」と書いていたのですがどういう意味ですか?

A. 花芽を成形する為に必要な日の長さの違いです。

日長反応といって、植物たちは花を咲かせるために「日」の長さを感じています。
お昼の長さではなく、暗い時間の長さに反応して花芽を作っています。
夜が短く、日が長くなる頃に花を咲かせる植物を「長日植物」と言い、
夜が長く、日が短くなる頃に花を咲かせる植物を「短日植物」と言います。

短日植物

短日植物とは、日照時間が短くなることで花芽を形成する植物です。夜がだんだん長くなり、暗期が9~11時間以上になると花芽が形成されます。夏至から冬至までの期間を目安に、日に日に昼の時間が短くなる(夜の時間が長くなる)頃に花をつける植物を短日植物といいます。
代表的な植物:アサガオ、キク、コスモス、ブーゲンビリア、ポインセチア、シャコバサボテン

長日植物

長日植物とは、日照時間が長くなると花芽形成をする植物です。夜がだんだん短くなり、暗期が12~14時間以下になると花芽が形成され始めます。冬至から夏至までの期間を目安に、夜の時間が短くなると花芽をつける植物のことで、春から夏に花が咲く多くの植物が、長日植物になります。
代表的な植物:カーネーション、宿根スイートピー、ペチュニア、アヤメ

中性植物

植物には短日にも長日にも含まれない、暗期に影響されず花芽を作る中性植物があります。
日長反応をしない植物ということです。
植物全体でみると、1/4近くが中性植物であるといわれています。暗期の長さに関係なく花芽を作り花を咲かせます。
トマトやキュウリなどの野菜苗も、夏至の前でも後でも花が咲くので中性植物です。
代表的な植物:バラ、ゼラニウム、ヒマワリ、シクラメン

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